平成の大修理の記録
庫裏修理
庫裏とは、住職の家族の生活する建物です。この建物は戦後すぐに建てられたもので、70年を過ぎています。老朽化のために傷みがひどく、危険な状況でした。修理をして数奇屋風のしゃれた建物になりました。本堂の工事中は仮本堂として使用しました。
修理後の庫裏
山門修理
庫裏の改修工事を行っている最中に、山門のケタの支えが落ちているのを見つけました。門全体が前方に大きく傾いています。急遽改修工事をすることになりました。
修理後の山門
本堂修理
本堂内部の仏像や仏具、須弥壇、前机などすべての仏品を移動し、壁や床を取り外して、文字通りガランドウです。
本堂の柱
すべての柱を切り継ぎしました。見事な匠の技。
修理後の本堂
本堂の内陣
床板を張り替え、修理の済んだ本堂内陣。
天井の雲龍図
汚れを洗い落とし、見事に蘇った雲龍図。藤原洞泉安富の銘がある、江戸期の作。
本尊薬師如来と十二神将修理
御前立薬師如来修復
如意輪観音修復
阿弥陀如来修復
弘法・興教大師修復